01
相続放棄とは
相続放棄とはひらたくいえば遺産を引き継がないということです。もうすこし詳しく話すと相続人が被相続人(亡くなった人)の財産を引き継ぎたくない場合、家庭裁判所に相続放棄の手続きをします。家庭裁判所から承諾を得られたら、その相続人は遺産の一切を相続しなくてすむようになります。
相続放棄はおもに遺産がマイナスの財産だったときや、相続争いなどに巻き込まれたくないケースなどに利用する制度になります。遺産というとイメージ的にプラスのイメージが強いかもしれませんが、通常通り相続してしまうと借金はもちろん税金の滞納や、連帯保証人であった時はその立場まで引き継ぐことになるのです。
このように利用する人にとっては非常に大切になる相続放棄の手続きですが、期限はかなり短く設定されています。基本的に相続放棄を申請できる期間は相続開始(被相続人の死亡日から次の日)より3か月以内になります。その間に遺産が負債であるのかどうかを確認して手続きをしなければならないのです。では実際の手続きの流れを見ていきましょう。
【相続放棄のながれ】
① 相続放棄に必要な書類を集める…相続放棄にはおよそ6種類の書類が必要になります。被相続人の戸籍謄本・被相続人の住民票、もしくは戸籍の附票・自身の戸籍謄本・相続放棄申述書・郵便切手・収入印紙が用意する書類になりますので不備がないようにしましょう。なお、被相続人との関係で別の書類を要することがありますので事前に問い合わせておいた方が良いでしょう。
② 相続放棄申述書の作成…相続放棄申述書には、相続開始の日にちや相続財産のおおむねした金額、また放棄理由を記載します。また申請する相続人の氏名や住所、申請日時などを記入する欄もあるので不備がないようにしておきましょう。なお、申述書内には印鑑を押す欄がありますが、実印でなくても構いません。
③ 提出先の家庭裁判所を調べる…相続放棄の手続きは被相続人の住民票があった場所の管轄である家庭裁判所に提出しなければなりません。自身の住んでいるところを管轄している裁判所ではないので間違えず、事前に調べておくことが必要になります。
④ 相続放棄申述受理通知書…相続放棄の手続きをおこなって1,2週間で照会書が送付されてきます。本当に相続放棄の手続きを進める場合には照会書の質問事項を記載し返送してください、するとその後に再度郵送で相続放棄受理通知書が郵送されてきます。通知書が送られてきたら相続放棄の手続きが完了したということになります。
以上が相続放棄の手続きの流れとなります。次に相続放棄の注意点についてお伝えしていこうと思います。相続放棄をしたい場合、被相続人の財産を使用してはいけません。使用してしまうと単純承認とみなされ、負債もひっくるめて相続しなくてはならないので絶対に手を付けないようにすることが大切です。また、相続放棄は一度承認されてしまうと脅迫されて手続きをしたというような特別な理由がない限り撤回できないので、本当に相続放棄をしてよいのかしっかり考えたうえでおこなうようにしましょう。
しかしながら、被相続人の財産がプラスかマイナスか判断がつかないケースや相続放棄を本当にしていいのか状況なのか判断がつかないときもあるでしょう。そんな時は一度専門家に話を聞いてみると良いかもしれません。
本間綜合法律事務所は、練馬区・北区・板橋区・和光市を中心に東京、埼玉、神奈川にお住いの方のサポートをさせていただいております。相続や離婚などでお困りの方がいましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。お客様ひとりひとりに合った対応をさせていただきます。
02
本間綜合法律事務所が提供する基礎知識
-
離婚が認められる理由...
離婚は大きく分けて協議離婚・調停離婚・裁判離婚になります。離婚の理由が一番必要になるのは裁判離婚です。他の方法でも離婚事由は大切ですが、裁判離婚はそもそも明確な離婚事由がないと訴訟を起こせません。今回は、5つの離婚事由に […]
-
離婚調停不成立後の離...
夫婦間の話し合いで離婚する協議離婚でも折り合いがつかず、離婚調停でも互いの意見が平行線。しかしどうしても離婚したいという方がおこなう最終手段が裁判離婚になります。調停とはあくまでも話し合いで互いの妥協点を見つけて落とし […]
-
配偶者からの暴力(D...
DVとは、家庭内暴力を指す言葉「Domestic Violence」の頭文字を取った略語です。近年では配偶者など家庭内に限らず、別居中や離婚した夫婦間、内縁関係、恋人関係など親しい関係にある、または親しい関係にあった人か […]
-
刑事事件
誰もが自分には関係ないと思いがちな刑事事件ですが、実は日常生活のなかでその可能性は多分に含まれています。たとえば、満員電車のなかでの痴漢や会社のひとや友人と飲み会を開いたときに些細なことで暴力沙汰に発展しまうことなど自身 […]
-
養子縁組による相続対...
養子縁組とは、親子関係にない者との間で、法律上の親子関係を発生させることをいいます。養子縁組が成立することで、養子と養親の間には血の繋がった親族関係が生じることになります。では、このような養子縁組を行うことで、どのような […]
-
相続欠格とは?欠格事...
日本には民法で定められた「相続欠格」の制度があります。この記事では「相続欠格とは何か」「相続欠格になる理由」「相続欠格の場合、代襲相続はできるのか」について詳しく解説します。相続欠格とは?相続欠格とは、相続するはずの人が […]
03
よく検索されるキーワード
-
エリアに関するキーワード
- 金銭トラブル 相談 弁護士 板橋区
- 離婚 相談 弁護士 和光市
- 金銭トラブル 相談 弁護士 練馬区
- 調停 相談 弁護士 北区
- 離婚 相談 弁護士 北区
- 不動産トラブル 相談 弁護士 和光市
- 刑事事件 相談 弁護士 和光市
- 法律相談 弁護士 練馬区
- 刑事事件 相談 弁護士 北区
- 刑事事件 相談 弁護士 練馬区
- 離婚 相談 弁護士 練馬区
- 労働問題 相談 弁護士 和光市
- 不動産トラブル 相談 弁護士 練馬区
- 調停 相談 弁護士 和光市
- 法律問題 相談 弁護士 北区
- 不動産トラブル 相談 弁護士 北区
- 労働問題 相談 弁護士 練馬区
- 労働問題 相談 弁護士 板橋区
- 遺産分割協議 相談 弁護士 和光市
- 金銭トラブル 相談 弁護士 和光市
04
弁護士紹介
当ホームページをご覧いただきありがとうございます。
東京練馬区を中心に地元のみなさまのホームロイヤーとしてお役に立ちたいと考えています。
法律問題かどうかに関わらず、お困りのこと、ご相談したいことは、どんなことでもお気軽にお寄せください。
-
- 代表弁護士
- 本間 謙
-
- 経歴
-
2015年12月 弁護士登録
2015年12月 都内法律事務所勤務
2019年 7月 本間綜合法律事務所設立
-
- 所属団体
- 第一東京弁護士会(登録番号 52781)
05
事務所概要
事務所名 | 本間綜合法律事務所 |
---|---|
所属 | 第一東京弁護士会(登録番号 52781) |
所属弁護士 | 本間 謙(ほんま ゆずる) |
所在地 | 〒179-0085 東京都練馬区早宮2-17-37 サニーヒルズ平和台205号室 |
電話番号 / FAX番号 | TEL:03-6906-5153 / FAX:03-6906-5154 |
対応時間 | 平日:10:00~18:00 ※事前予約で夜間も対応致します。 |
定休日 | 土・日・祝 ※事前予約で対応致します。 |