01
遺留分侵害額請求とは?請求期限を過ぎたらどうする?
相続が発生すると、各相続人がそれぞれの相続分にしたがって、相続が実行されます。
しかし、中には遺言内容にそのまま従うと遺留分を侵害している場合もあります。
今回は、遺留分侵害額請求について、請求期限を過ぎた場合についても併せて解説します。
遺留分侵害額請求とは
遺留分とは、被相続人の兄弟姉妹以外の法定相続人に認められた、最低限相続できる相続分のことをさします。
法定相続分の半分が遺留分です。
例えば、法定相続分が1/2の場合、遺留分は1/4となります。
実際の相続分がこの遺留分に満たない場合、その差額を「遺留分侵害額」といいます。
そして、この遺留分侵害額は請求を起こすことで、差額分の金銭を得られます。
この請求を「遺留分侵害額請求」といいます。
遺留分侵害額請求の期限
遺留分侵害額請求はいつでも起こせるというわけではありません。
以下の通りに時効が設定されています。
・相続の開始及び遺留分を侵害する贈与又は遺贈があったことを知った時から1年
・相続の開始を知らなかったとしても、相続の開始から10年(除斥期間)
時効を迎えてしまうと、遺留分侵害額請求は起こせなくなってしまいます。
そのため、自身の遺留分が侵害されていると知り不服がある場合には、早めに遺留分侵害額請求を起こす必要があります。
時効の進行を止めるために遺留分侵害額請求をする際には、まず内容証明郵便で行うことをおすすめします。
口頭で伝えただけでは、後になってそれを証明することができないためです。
一度、遺留分侵害額請求を起こすと、遺留分の請求権は時効が進みません。
しかし、請求を起こした後に発生した権利に関しては、遺留分請求権とは別に時効が進む場合があります。
例えば、改正民法における金銭債権の請求権についての時効は5年となっている為、遺留分の請求権の時効が進行していなくとも、お金を払ってもらえなくなる場合もあるということです。
そのため、遺留分侵害額請求を起こしただけで満足せず、しっかりと侵害額分の金銭を得られるまで、時効に注意する必要があるといえます。
相続に関するご相談は、本間綜合法律事務所にお任せください
今回は、遺留分侵害額請求について、請求期限を過ぎた場合についても併せて解説しました。
遺留分侵害額請求は期限を過ぎてしまうと、請求を起こせなくなってしまいます。
また、遺留分侵害額請求を起こすだけでなく、起こした後の権利に関しては新たに時効が進むなどの注意点もあります。
もし、自身の相続において遺留分が侵害されていた場合には、まずは弁護士に相談することをおすすめします。
本間綜合法律事務所では、相続に関するご相談を受け付けております。
遺留分についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
02
本間綜合法律事務所が提供する基礎知識
-
刑事事件
誰もが自分には関係ないと思いがちな刑事事件ですが、実は日常生活のなかでその可能性は多分に含まれています。たとえば、満員電車のなかでの痴漢や会社のひとや友人と飲み会を開いたときに些細なことで暴力沙汰に発展しまうことなど自身 […]
-
労働問題
昨今働き方改革が順次施行されているなかで、トラブルとして挙げられてきているのが労働問題になります。労働問題といっても労働者側、経営者側でトラブル内容がp違います。労働者側で良く挙げられるのは残業代などの賃金不払い問題を […]
-
法定相続人の範囲と相...
・配偶者被相続人の配偶者は常に相続人となります。 ・第一順位 子、孫などの直系卑属次に、子が相続人となります。子が死亡するなどしている場合であっても、孫がいる場合には、代襲相続が認められ、孫が相続人となります。 […]
-
離婚問題の解決を弁護...
離婚と簡単に口に出せても実際に離婚するとなると夫婦のあいだでさんざマナ決め事をしなければなりません。離婚理由も性格の不一致、相手方の配偶者の浮気だったり、モラルハラスメントだったりと10組の夫婦がいればそれぞれ理由が異 […]
-
【弁護士が解説】離婚...
離婚を望む夫婦の多くは協議離婚と呼ばれる当事者間での話し合いによって離婚を決め、離婚届を提出して離婚を行います。しかし、親権などの離婚の条件で落としどころがつかない場合には離婚調停となり、最終手段として離婚裁判による離婚 […]
-
財産分与の割合の基本...
離婚をする際には、夫婦の共有財産を分けることになります。原則としてその割合は2分の1ずつです。共働きであれ、片方が専業主婦(主夫)であれ、共有財産を形成するための貢献度はそれぞれ等しいと考えられるからです。 も […]
03
よく検索されるキーワード
-
エリアに関するキーワード
- 法律相談 弁護士 和光市
- 遺産分割協議 相談 弁護士 板橋区
- 離婚 相談 弁護士 和光市
- 金銭トラブル 相談 弁護士 練馬区
- 労働問題 相談 弁護士 練馬区
- 不動産トラブル 相談 弁護士 和光市
- 調停 相談 弁護士 和光市
- 調停 相談 弁護士 板橋区
- 裁判離婚 相談 弁護士 北区
- 遺産分割協議 相談 弁護士 北区
- 労働問題 相談 弁護士 板橋区
- 不動産トラブル 相談 弁護士 練馬区
- 遺産分割協議 相談 弁護士 和光市
- 金銭トラブル 相談 弁護士 板橋区
- 刑事事件 相談 弁護士 和光市
- 法律問題 相談 弁護士 北区
- 法律相談 弁護士 練馬区
- 金銭トラブル 相談 弁護士 北区
- 労働問題 相談 弁護士 和光市
- 法律問題 相談 弁護士 和光市
04
弁護士紹介
当ホームページをご覧いただきありがとうございます。
東京練馬区を中心に地元のみなさまのホームロイヤーとしてお役に立ちたいと考えています。
法律問題かどうかに関わらず、お困りのこと、ご相談したいことは、どんなことでもお気軽にお寄せください。
-
- 代表弁護士
- 本間 謙
-
- 経歴
-
2015年12月 弁護士登録
2015年12月 都内法律事務所勤務
2019年 7月 本間綜合法律事務所設立
-
- 所属団体
- 第一東京弁護士会(登録番号 52781)
05
事務所概要
事務所名 | 本間綜合法律事務所 |
---|---|
所属 | 第一東京弁護士会(登録番号 52781) |
所属弁護士 | 本間 謙(ほんま ゆずる) |
所在地 | 〒179-0085 東京都練馬区早宮2-17-37 サニーヒルズ平和台205号室 |
電話番号 / FAX番号 | TEL:03-6906-5153 / FAX:03-6906-5154 |
対応時間 | 平日:10:00~18:00 ※事前予約で夜間も対応致します。 |
定休日 | 土・日・祝 ※事前予約で対応致します。 |